今回は、AndroidスマホからiPhone12に乗り換えて感じたメリット・デメリットを書いていこうと思います。
先日発売したiPhone12を早速予約購入して、Androidのミドルスペックスマホ「OPPO Reno A」から乗り換えた感想と、AndroidOSとiOSの使用感の違いが日常的に使う上で結構あったので、そのあたりも解説していこうと思います。
OPPOのReno Aのレビュー記事はこちら
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参考今更OPPO Reno A を購入した話【ミドルレンジ・スマホレビュー】
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総合的に見て購入した結果として、スペック的にはiPhone12の方が機能面的にも処理能力的にもミドルスペックのAndroidスマホよりも上なので、乗り換えてよかったですし便利で使いやすいと感じました。
この記事では、これからiPhone12を購入しようとしている方やAndroidからiPhoneに乗り換えようとしている方、iPhone12の中の4機種(無印・mini・pro・promax)どれを購入すれば良いのか迷っている方に向けて、実際に無印iPhone12を使ってみた身として述べていこうと思います。
まとめると今回の記事は、以下のようなポイントが当てはまる方にとっては、この記事が役に立つのではないかと思います。
こんな方におすすめ
- これからiPhone12の購入を検討している方
- AndroidからiPhoneに乗り換えようとしている方
- iPhone12の4機種(無印・mini・pro・promax)で購入検討中の方
iPhone12
iPhone12の詳細スペックは下記となります。
スペック
機種 | iPhone 12 |
サイズ(高さ x 幅 x 厚さ) | 約146.7mm 約71.5mm 約7.4mm |
質量 | 約162g |
OS | iOS14 |
CPU(SoC) | A14 Bionic |
antutuベンチマーク | 57万点 |
内部メモリ | 4GB |
ストレージ容量 | 64/128/256GB |
ディスプレイ | 6.1インチ(有機EL) |
カメラ性能 | ※2眼(アウトカメラ) 広角/超広角:約1,200万画素 |
バッテリー | 2,815mAh |
おサイフ | あり |
生体認証 | 顔認証 |
価格 | 85,800円~ |
SIM情報 | デュアルSIM(nanoSIM+eSIM) |
スペック的にはCPUのベンチマークの点数がAndroidスマホで言うと、10万円を超えるハイエンドモデルと同等の処理速度なので、85,000円台で購入できることを考えるとかなりコスパは良いのかと思います。
バッテリー容量は2,815mAhと、他の6インチ以上のモデルのスマホと比べるとやや少ない感じはしますが、ビデオ再生で最大の15時間の再生が可能で、162gという重量を見ても軽量かつバッテリー持ちが良いスマホなのではないかと思います。
処理能力はハイエンド級
処理速度的にはantutuベンチマークのスコアが57万点ということもあり、動作がモタつくことが一切なく、バックグラウンドでアプリを複数開きながらゲームをしていても、余裕の処理能力と言えるでしょう。(メモリ4GBの容量でも余裕を感じます。)
特に今回のiPhone12のディスプレイは有機ELディスプレイでベゼルが狭くなったことにより、画面の占有率が11よりも更に大きくなって鮮明度が更に増したことにより、FPSなどの画面の大きさが肝となるモバイルアプリゲームはやりやすくなったのではないかと思います。
また、iPhone12の画面のリフレッシュレートは60Hzではありますが、タッチの感度はかなり良好で画面スクロール時もスムーズに動作しますし、最新モデルのAndroidスマホでは120Hzが主流となってはきていますが、それほど気になる性能差ではないのかと思います。
カメラ
iPhone12の最大の売りでもあるカメラと動画性能は、相変わらずの手ぶれ性能と画像の鮮明さでオートフォーカスが安定し、撮影した写真をズームして見ても細かい描写まで鮮明に映し出しているので、カメラに特化したスマホが欲しい場合でもiPhone12をオススメできます。
特に暗い場所での撮影や夜間使用時でのカメラ性能にも特化していて、今回搭載されているiPhone12のナイトモードは、広角・超広角どちらを使う際にも十分な性能を発揮します。
おサイフケータイ
おサイフケータイ(Felica)が付いているところもiPhoneの強みで、今回のiPhone12にも漏れなく搭載されています。
ApplePayでクレジットカードを登録しておけば、Androidスマホに搭載されているFelicabのように、おサイフケータイアプリをストアからダウンロードせずとも使用できるので、電子決済をメインとしている方にとっては非常に使い勝手が良くなっています。
magsafe充電対応
今回、新しくiPhoneの充電デバイスとして、「magsafe」という無線充電が登場しました。
今までの置くタイプの無線充電では、無線充電の位置が定まらずにうまく充電されない事象が発生していました。
しかし、今回のmagsafe充電が登場したことによって、磁石で正しい位置に充電器を設置することができるので、無線充電での充電漏れを回避できます。
今回の充電端子がまたもやLightning端子なので、他のAndroidスマホから移行するユーザーにとって、ケーブル以外での充電方式であるQi充電(ワイヤレス充電)はLightning端子を妥協する点だとは思いますし、その選択としてmagsafeが増えたことはメリットだとは思います。
ですが、公式で販売しているmagsafeは4,500円(magsafe対応純正ケースは5,500円)と充電器にしては高価ですし、縦型の置き型無線充電であれば、端末を立てかけるだけで正しい位置に充電器が設置され、充電漏れは回避できます。
他3機種(mini・pro・promax)の比較
次に、MiniとProシリーズの比較を下記に上げました。
mini
5.4インチのコンパクトサイズでしかも、重量が133gと無印のiPhone12よりも更に軽いです。
更にA14 Bionicチップは無印やProモデルと同じように搭載されているので、ハイエンドモデルクラスの処理速度には変わりないところに個人的に魅力を感じます。
ライトユーザー向けにiPhoneSEの第2世代が販売されていますが、画面の占有率(4.7インチ/5.4インチ)と重量(A13/A14)、チップセット(A13/A14)の処理速度を考えると、値段に違いはあってもiPhone12Miniをオススメします。
・Mini/SEスペック比較
iPhone12 Mini | iPhoneSE | |
ディスプレイ | 5.4インチ(有機EL) | 4.7インチ(液晶) |
重量 | 133g | 148g |
SoC | 14A (Antutu57万点) |
13A (Antutu50万点) |
価格 | 74,800円 | 44,800円 |
Pro・Promax
Mini・無印とProシリーズの違いはカメラ・動画性能で差別化を図っていて、Proシリーズには大きく下記の付加価値が加わっています。
LiDARスキャナ搭載
LiDARスキャナはiPad Pro 2020モデルにも搭載されていて、光によって距離を測ることができる距離測定用のセンサです。
具体的な使用用途としては、撮影したデータを3D化することによって、今後、立体的な模型データを作成できたり様々なコンテンツが作成されることが予想されています。
高角/超広角/望遠の3眼構成
Proモデルのカメラには高角・超広角・望遠の3眼カメラが搭載されていて、Pro特有の望遠レンズはProで焦点距離が52㎜、ProMaxで65㎜となっています。
更に、センササイズが大きくなったことにより、光学ズームとポートレート撮影により特化したカメラとなりました。
また上記で解説したLiDARスキャナ搭載により、Proモデルは更に暗い場所での撮影に強くなりました。それにより、ナイトモードでの深度計測が正確になって夜間・暗所でのポートレート撮影が可能となっています。
AndroidスマホとiPhoneの違い
次に、AndroidスマホとiPhoneの違いについて述べていきたいと思います。自分自身、今回AndroidからiPhoneに乗り換えたので、使用感の違いやAndroidにあってiPhoneにない部分での不便さなどを解説していきます。
ガイドボタンがない
1つ目はガイドボタンがない点です。
Androidスマホだと画面下に「戻るボタン・ホームボタン・バックグラウンド画面の呼び出しボタン」がデフォルトで設定されています。
iOS(iPhone)だとこれらのボタンがないので、ジェスチャー操作で画面を遷移していくことになります。
Androidスマホ場合は、上記のボタンモードとジェスチャー操作、どちらか使いやすい方を設定で変えることができます。
しかし、iPhoneだとジェスチャー操作一択なので、その選択ができない部分でジェスチャー操作に慣れていない方にとっては不便なのではないかと感じました。
文字入力の戻るがない
2つ目はiOSのデフォルトキーボードに戻る・進むがないところです。
AndroidOSの場合は、デフォルトのキーボードに戻る、進むが標準搭載されているので、文字入力時に一文字だけの誤字や編集を楽にできます。
ですが、iOSのデフォルトキーボードはそれ等がないので、長押しして文字選択しているカーソルを一々移動させなければなりません。
AndroidOSのようなキーボードで文字入力をしたい場合は、App Storeからキーボードアプリをダウンロードすることをオススメします。
互換性
3つ目はiPhoneでメリットに感じたところで、Apple製品のソフトウェアとの相性が良いところで、特にAirPodsとの相性・互換性は抜群です。
今までは、AndroidスマホにBluetooth接続をして使用していましたが、iPhone12と接続して使用することにより、更に使える機能が増えてユーティリティ性が抜群となりました。
具体的にAirPodsとの互換性で利便性が大きいと感じたポイントは以下
・左右のイヤホン個別でタッチ操作を振り分けることができる
・Bluetoothが途切れにくい
・ノイキャンのON・OFF、外部音取り込みの操作が細かく設定できる
・バッテリー残量が明確に分かる
上記のポイントから、操作性が改善されたことにより、更にワイヤレスイヤホンが使いやすくなりましたし、AirPodsを普段使いするのであれば、最新のiOSソフトウェアが入っているiPhoneと相互利用することをオススメします。
Lightning端子
今回の最大のデメリットとしては、充電端子がLightningケーブル端子だというところです。
特に、Androidのスマホから乗り換えるユーザーで、充電ケーブルをUSB type-C一本に統一していたり、今までLightningケーブルを普段使いしていない方にとっては、新たに買い足さなければならないので厄介な部分と言えるでしょう。
更に、今回購入時に充電器は付属されていません。ですのでLightningケーブルを持っていないユーザーは、新しく無線充電器(magsafe or その他Qi充電対応デバイス)を買うかもしくは、Lightningケーブル購入するかいずれかが必須となります。
オススメとしては、Qi充電対応の縦型の無線充電器を購入することをオススメします。
購入はAppleストアのSIMフリー版
iPhone12の購入はAppleストアからSIMフリー版を購入することをオススメします。
理由としては、キャリアで買ってしまうとSIMロックがかかっていて、自由にモバイル回線を使用することができないのと、価格がAppleストアでの購入の方が安いです。
また、キャリアで契約する場合、通信料金とセットでセット割引や乗り換え割引が発生して表示価格よりも安くなると謳っていますが、実際の売値がAppleストア価格よりも高く頭金や発生していてそこから割引かれている場合が多いので、そこまで安くはならない印象です。
オススメは、iPhone12で動作確認がされている格安SIMでモバイル回線を別途契約することで、端末も安く購入できて、モバイル回線も安価で使用することができます。
オススメのモバイル回線
まとめ(一週間使用してみて)
AndroidスマホからiPhone12に乗り換えて一週間使ってみた感想としては、やはりハイエンドモデルクラスの処理速度があれば、軽くゲームやWebブラウジングをする程度なら、普段使いでも問題なくカクつくことなく動作します。
更に、バックグラウンドでアプリが複数稼働していたとしても、挙動に余裕が感じられるので、その部分が今回iPhone12を購入して感じた一番良い点です。
カメラについて、も自分のはあまりこだわりはないのですが、モノや風景を撮影する際も、夜間であろうと周りの環境に依存することなくほぼノイズなしで撮影できますし、Proモデルでなくても十分満足してます。
あとは、充電器についてもLightningケーブル端子ではありますが、元々ケーブルを所持していたのでそこまで不便に関してはいません。
周りのデバイスがAndroidスマホ含めてUSB type-Cに変わりつつありますが、Lightningケーブル自体、どこでも安く売られていて手に入りやすい環境ではあります。